前回はPsyCap(4つの心理的資源を豊かにすることで、生産性を上げる手法)のうちの「自己効力感」の鍛え方をご紹介させていただきました。
PsyCapの4つの要素
1. 希望 - 明るい未来をつくる能力
2. 自己効力感 - あるタスクに対して出来ると信じて進む能力
3. 回復力 - 失敗や逆境から立ち直る能力
4. 楽観性 - 楽観視する能力
今回は「回復力」の鍛え方をご紹介いたします。
[回復力 - 失敗や逆境から立ち直る能力]
みなさまご存知の日本のことわざで「七転び八起き」といいますよね。
何度失敗しても諦めずに立ち上がり成功するたとえです。
とは言うもののどうすればそうたくましい精神力が得られるのでしょうか?
ひとつは、問題に直面したときに現実を直視することです。
「大丈夫、時間が解決する」などと思っていれば良さそうに思いますが、もし時間が経っても解決されなかったら余計に落ち込むことでしょう。
逆境や失敗をまずしっかりと捉え現実を理解するのです。
それから、あなたの人生の意味を見出します。
突然哲学的な方法を出してきたな、と思われたかもしれませんが、少し考えてみていただければと思います。
「ご家族を守ること」「子供を育て上げること」「楽しい生活を送ること」「お仕事などを通して社会貢献すること」「世界平和に貢献すること」など様々な意味があるのではではないでしょうか。または、「私達の知能では計り知れない何らかの意味」があるのかもしれません。そう考えると生まれてきただけでも意味があるとも言えますよね。
あなたはそういった素晴らしい意味のある人生を歩むために頑張れるのです。
そして、先程の逆境を直視した状態でも、あなたの人生がうまくいくように目標設定をします。
*第四章 その二、「希望」で目標設定の方法を書かせていただいております。
逆境や失敗から学んだ新しい目標が見つかることかと存じます。
追加:信頼できる方に相談し解決方法を探すサポートを求めるのもひとつの手ですね。
それでは次回はPsyCapの4つの要素の最後のひとつ「楽観性 - 楽観視する能力」の鍛え方をご紹介いたします。
みなさまが逆境に遭遇しても立ち上がり成功されますように。
コメントをお書きください