みなさま、こんにちは。
仮想通貨の基盤となる分散台帳技術「ブロックチェーン」が今、注目されています。
金融、医療、旅行業界等、様々な分野でブロックチェーンを使ったシステムの開発がすすめられています。
ということで今月の本(論文)はこちらにしました。
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“The Future of Blockchain: Application and Implications of Distributed Ledger Technology”
-Chartered Accountants Australia and New Zealand -
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この論文では、ブロックチェーンの利点と今後の可能性について記されています。
ブロックチェーンの主な利点は主に下記の3点が挙げられています。
1,仲介業者へのコスト削減
2,透過性
3,セキュリティーの高さ
これらの利点を利用すべく、金融だけではなく幅広い分野にわたり開発がはじめられています。
例えば、「電気、ガス、水道の使用が業者の仲介なしで直接取り引きできる」「選挙の投票がデジタルアイデンティティを使いオンラインでできる」「個人ヘルスケアの記録を個人の携帯電話と連携させる」等が実際に開発中です。
会計士業界では、さらなる帳簿の効率化を期待しております。
しかし、ブロックチェーンには未解決の問題があり、それが解決できるまでは業務用アプリケーションはまだ先になるようです。
論文には記されておりませんが、Ethereumの開発者、Vitalik Buterin氏によるとその問題点(プログラムの誤認識)についてはもう解決の糸口が見えているとのことです。
これから先、ブロックチェーン技術が私達のビジネスに大きな変化をもたらすことは間違いなさそうですね。
この論文にもありますように会計士が先駆者となり、新しい技術を使用できるように知識を身につけ、広めなければと思いました。
追加:ブロックチェーンの情報を読んでいると、なんとなくAI(artificial intelligence)と相性が良いのではないか?と疑問に思ったので、検索してみると最新の論文が見つかりました。
なんとAIがブロックチェーンの問題点の解決の手助けをし、開発のゴールへと導くであろうとのことです。
AIとブロックチェーンのシナジー効果で新しい未来が開けそうですね。
詳細は→Blockchain and Artificial Intelligenceをご覧ください。
明るい未来が開けますように。
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