ようこそ!ニュージーランドで納税 第五章

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

 

前回から随分時間が経ってしまいましたが、今回は最終回です。NZの税金の続きと、日本にはあるがNZではない税金について書きますね。

 

RWT(Withholding Tax on Interest)は金利所得に対する源泉課税、(Withholding Tax on Dividends)は配当所得に対する源泉課税になります。

銀行預金の利息・配当金は入金時に税金が自動的に差し引かれます。年度末の確定申告時にこれらも含めなければなりません。

 

Imputation Creditsは会社が法人税を支払った際にその額を記録していくシステムです。

配当金を株主に支払う際に、法人税が支払われた部分に対して二重課税を防ぐためにImputation Creditsが配当金に含まれて支払われます。

 

以上がNZの主な税金でした。

 

それではついでに日本にはあるがNZではない税金をみてみましょうか。

 

固定資産税 -Rates&Water rates は日本語にすると固定資産税ですが、NZでは税ではなく費用の扱いになります。

住民税 - 地域社会の費用を負担するための税金。

相続税 -人の死亡時に他者に資産を移すときにかかる税金。

贈与税 -個人から財産をもらったときにかかる税金。法人から財産をもらったときはNZでも贈与税ではなく所得税がかかります。

 

上記の税金に関わりがある生活をするなら、日本と比べると‘タックスヘブン’といえるのかもしれません(世界的に見ると?ですが)。

しかし、通常の生活の上では税率は全体的に高めかと思われます。

 

 

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それでは、風邪が流行っているようですのでお気をつけください。