ブックレビュー「Factfulness」

皆様いかがお過ごしでしょうか?

オークランドは日差しが強く日焼け止めクリームを忘れると日焼けしすぎて痛いほどです。外出時は要注意です。

 

さて、ビル・ゲイツ氏大絶賛とのことで、読んでみたいなと思っていた本の英語版がセールだったので購読いたしました。

 

ということで、今月の本はこちらです。

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Factfulness: Ten Reasons We're Wrong About the World--and Why Things Are Better Than You Think (English Edition) Kindle版

Hans Rosling  (著), Anna Rosling Rönnlund  (著), Ola Rosling  (著)               

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本書では思い違いしがちな世界の事実についてと、なぜその思い違いが起こるのかを解説されています。

 

まずは世界の事実のクイズで読者の好奇心をくすぐり、チンパンジー以下の正解率を叩き出してしまった頃にはもう、彼のストーリーの虜になっていることでしょう。ちなみに私は、チンパンジーに大敗でした(笑)

 

その世界の事実をどのように自身のビジネスに応用するのか?と考えてみました。例えば、世界の人々の生活水準は上がっているので、大多数の人々が教育を受けられ、知識を得て、様々なビジネスに進出し、テクノロジーの発展とともに更なるグローバル化が進むことでしょう。東南アジア旅行でも実感したのですが、想像通りの開発途上の地域もあれば、驚くことに日本以上に発展していると思える地域もありました。今は物価が安くて旅行者には嬉しいですが、未来の旅行者は「安いから日本旅行にしよう」と言っているかもしれません。未来は、ビジネスもワールドカップの様にアフリカやアジアも含む全世界共通のフィールドでの戦いとなるのかな?と想像しております。

 

著者が挙げた世界の事実は目からウロコですが、何より、

思い違いのせいで事実は歪んで見えるので、正しい事実を確認することが大切であるかと思いました。例えば、「人は物事を悲観的に捉える傾向があるのでデータをもとに理論的な思考をすること」

「グループの過去の特性から思い込みで判断する事があるので現在に至るまでの緩やかな変化に注目し判断材料にする」等が参考になりました。

 

「現実に目を向けなければ未来は造れない」by Hans Rosling. 

近年、お亡くなりになられたとのことで、素晴らしい作品をこの世に生み出してくださったことを感謝いたします。

 

それでは、明るい未来が続きますように。